art universiade Edit

2002年の夏、千葉市を舞台に芸術系、建築系の大学のゼミがコミュニティの人々と一緒に作り出したアートプロジェクト菜の花里美発見展(リンク先に写真集あり)で、ワークショップやクラブイベントを展開しました。

 

記録集は、
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=997680590X

Project Format Edit

名称 club OyumiNo

日時 2002 06 15, 08 10/24/31, 09 07

場所 千葉市緑区おゆみ野

発想

・作品記録

ワークショップ 6・15(感情Tシャツ、四コマ写真漫画、DJ+生演奏、ウッドマネキンペイント)

キャンプ 8・10(テント設営、花火(ナノハナビ))

キャンプ 8・24(草刈、テント設営、感情Tシャツワークショップ、バーベキュー、花火)

キャンプ 8・31

クラブ・パーティ 9・07(ぷらっとおゆみ野での会場設営、ダンボールと布の世界、照らされる感情Tシャツ、ゆらめく風船。ドリンク・バー。大画面でファミコン。地元ダンスチームとDJのコラボ、雨にもかかわらずTシャツペイント)

・作品コンセプト

『アート・ファミレス』からclub OyumiNo へ

  地域にすまう人たちと生活空間をデザインする。デザインするなら「ワクワク」の生活がいい。そんなイキイキ生活につきものなのは、きっと、人それぞれの 《がむしゃらな感情表現》。 だから、当初のプロジェクトは、

アート・ファミレス—お好きな表現メニューをどうぞ
  「アートファミリーレストランに店舗はありませんが、ひとに何かを伝えることの『ワクワク』 を好みのテイストでお楽しみいただけます。大声、小声、色とりどりに無色透明、誰にも知られたくない、みんなに知って欲しい、そんな色々な伝え方を、感情Tシャツ、人形、四コマ漫画パフォーマンス、おゆみ野全域図、パーティ主催といったメニューで、それを希望する子供たちと一緒に試していきたいと思ってます」

でした。
 でも、ワークショップに参加する子供たちが熱狂するメニューはしぼられる、中学生以上の参加を期待したい、誰からも見られ誰もが顔をだせる屋外でワークショップしたい、となると・・・それはcamp,party,workshopのコンビネーション、club OyumiNo へ。

Camp, Party, Workshop

自分の住む町にキャンプ。立ち入り禁止の空き地がキャンプ場になる。キャンプはいつだってその場の意味を新しく塗り替えるインスタレーション。家屋にあるような壁や天井がないから、自分の体でまわりの空間をいっぱい吸い込めるし、いっぱい感じられる。キャンプでは、食事や就寝や着替え、そんな日常がルーティンではなく仮設の姿をまとう。

見知らぬ者が留まることを許されるのもキャンプ。キャンプ場では誰もが見知らぬ者であり、見知らぬ者どうしの対面と対話が始まる。コミュニケーションし始め、コミュニケーションする限りでのコミュニティ、それがキャンプという社会空間。

まわりの空間をいっぱい吸い込んで、思い切り吐き出すような感情表現、それを再び自分の肌にまとってみる、Tシャツを舞台にしたワークショップでは、着る物をデザインすることで着る者が自分自身とまわりの空間を感情的にデザインしていく。それから、パーティ。それは見知らぬ者どうしが惹かれあう宴の空間。始発の対話がたどり着く終点、いや、中継点。

なんとなく参加する中で、夏という時間とおゆみ野という場所に「こんな体験」が保存されればいいと思う。クラブ会場のインテリア素材となったダンボールや布は、《記憶》をしまって包み込んで保存してくれるかもしれない

成員

・Production コレクティブ

・Staff 星野、漆山、江口、黒田、浅尾、兜木、名波、渡辺、山口、菅本、藤澤、香月、桃林さやか(ゼミ外、美学美術史)、加藤美穂(ゼミ外、美学美術史)

・Art Direction 久野

・Sound 中澤、戸堀貴雄(ゼミ外、ギター)、鈴木信之(ゼミ外、DJ)、丸山嘉弘(ゼミ外、VJ)、鳥取泰男(ゼミ外、VTR)

枠組 アートユニバーシアード 菜の花里美発見展

協働  おゆみ野の方々、菜の花里美発見展実行委員会、参加大学の学生